不況で超低金利の時代の現代ではお金をどのようにして、運用していくのかが重要になります。
日本では投資という考えがあまり根付いていないため、資産運用をギャンブルか何かのような物だと考えている人が多くいますが、ただお金を眠らせているだけでもその価値を失ってしまうということがあるのです。
現在の1万円が将来にわたって1万円の価値があるとは限らず、物価が上昇すれば1万円の価値が8000円にも5000円にもなってしまう可能性があるのです。
もちろん、このように極端なことが起こるということはまれですが、少なくとも資産運用の考えというのを身につけておくことは重要なことになります。

資産運用におけるリスクとリターンというのはトレードオフの関係になっていて、安定を求めるのであればそれだけ利益が少なくなり、逆に利益を追い求めるのであれば安定性に欠けることになるのです。
そして、多くの人が投資に対して危険を冒して大きな利益を取りに行くものと考えているため、日本では資産運用という考えが根付かずに貯金などでお金を眠らせている人が多いのです。
それでも資産運用は危険なものだと思ってしまう人もいるかもしれませんが、同じようにお金を眠らせておくということも価値の消失が発生する恐れがあるだけに危険性がないというわけではありません、
そのため、そのような全てのリスクを考慮して投資を行っていくことが上手な資産運用といえるものなのです。

一生懸命働いて、頑張って節約すると貯蓄が増えてきますね。この貯蓄をただただ銀行の口座に放置しておくのは大変もったいないことです。今や銀行の普通預金の金利は0.1パーセントを大きく下回っており、例えば100万円を銀行に預けても利率が年0.02パーセントであれば、利息はたった年に200円しか付かず、さらにそこから税金を引かれるといった始末です。

そこで、貯蓄のある人は資産運用について真剣に考え始めるわけですが、インターネットなどの情報にすぐに飛びつくのはよくありません。特にリスクの高い運用方法であればなおさらです。例えばNISAの宣伝をよく見るし、非課税だからといってすぐに株式投資を始めるのはいかがなものでしょうか。確かに、現物取引であれば、もしその会社が倒産しても出資した分だけ失うので済むわけですから、短期間で多額の債務を背負う危険性のある信用取引よりは安全でしょう。しかし、素人が少なくない金額を株式投資にあてるのは、資産運用としては少々危険です。

株式の銘柄も国内外を合わせれば無数に存在しますが、株式投資よりリスクが低いといわれる投資信託も、商品が無数に存在します。しかし、説明を読んだだけでどれがどのような商品であるか分かる素人はほとんどいないでしょう。そして、無数にある中から自分に適したものを選ぶということはほとんど不可能でしょう。

このように、資産運用の方法には様々なものがあり、同じ方法の中でもたくさんの選択肢があるのですから、自分にあった資産運用の方法を見つけるには幅広い知識を有する専門家に相談するのがよいでしょう。知らず識らずのうちに、専門家から見れば賭け事のようなことをしてしまって、大金を失ったのでは何のために資産運用を考えたのか分かりませんよ。

資産運用という言葉を聞いて、どのようなものを想像するでしょうか。一般的な初心者の方が真っ先に思い浮かべるのは、株式投資や投資信託など、株に関連する投資が多いかもしれません。
しかし、資産運用というのは、別に、特定の資産に投資することを指すのではなく、資産を増やしていくために、どのような分野に投資して運用していくか、ということです。

特に、資産運用に関して初心者の方が、退職金などで多くのお金が急に手に入ってきて、さあ、この大金を一気に増やすぞ、と意気込んでしまうと、逆に失敗して、大切な資産を減らしてしまうことにもなりかねません。
運用に入るまでにいくつか抑えておきたい心構えのようなものが存在します。

一番重要なのは、資産の使い道に応じて運用先を分けることです。例えば退職金の場合、この先、10年間は使わないという資金については、長期的に投資して増やすために株式等に振り分けることはよいでしょう。しかし、当面の生活費として使用する可能性のあるお金まで、株式等のリスクの高い投資先へ振り分けてしまうことは考えものです。

もう1つ重要なのは、1つの投資先へ多額のお金を集中して投資してしまわないことです。このようにした場合、もし、その投資がうまくいけば大きく資産を増やすことができるかもしれませんが、大切な資産の全額を賭けてしまうのは大変危険です。
退職金などの資産運用の基本は、複数の投資先へ資産を振り分ける、分散投資が基本であると心にとめておきましょう。